◆◇張形(はりがた)◇◆金参阡圓也

(ディルド 3,000円)

ディルドなり。“こけし”の愛称もあり。江戸世は水牛の角にこしらえられたりき。湯に浸け、湯に浸しし綿を空洞部に入れて温むと、弾性に富みし人肌の感触になりき。根元に紐が付ありしものもあり、この紐付き様式の張形は魔羅の補助器具として腰に装着し、女子の踵に括り付けて自慰に供ししき。秀麗なる細工を施ししものや、鼈甲に作られし高級品もありき。

(現代語訳):ディルドです。“こけし”の愛称もあります。江戸時代は水牛の角でこしらえられていました。湯に浸けたり、湯に浸した綿を空洞部に入れて温めると、弾性に富んだ人肌の感触になりました。根元に紐が付いたものもあり、このベルトタイプの張形は男性器の補助器具として腰に装着したり、女性の踵に括り付けてマスターベーションに供したりしました。秀麗な細工を施したものや、鼈甲で作られた高級品もありました。

鼈甲製の張形 (大奥で使われたと言われる張り型です。当時、鼈甲は大変高価な物で上流階級のご婦人方しか使えなかった物です)